むしゃりんどう (武佐竜胆)

学名  Dracocephalum argunense (var.japonicum, D.japonicum, D.charkeviczii)
日本名  ムシャリンドウ
科名(日本名)  シソ科
  日本語別名  
漢名  光萼靑蘭(コウガクセイラン,guāng'è qīnglán)
科名(漢名)  脣形(シンケイ,chúnxíng)科
  漢語別名  
英名  Dragon head
2008/07/18 北大植物園

 ムシャリンドウ属 Dracocephalum(靑蘭 qīnglán 屬)は、歐亞冷温帯を中心に 北半球に約70種がある。

  ムシャリンドウ D. argunense var. japonicum(光萼靑蘭)
  D. bullatum(皺葉毛建草)
雲南産 『雲南の植物』186
  D. discolor
モンゴル・アルタイ産、『週刊朝日百科 植物の世界』2-331
  D. forrestii(松葉靑蘭)
雲南産 『雲南の植物Ⅰ』251・『雲南の植物』187・『中国本草図録』Ⅴ/2285
  D. heterophyllum(白花枝子花・異葉靑蘭・白花甜蜜蜜・戈壁靑蘭)
        
漢土西北・四川・チベット・ヒマラヤ・モンゴル・南シベリア・中央アジア産
        『中国本草図録』Ⅸ/4318・『中国雑草原色図鑑』180 
        
『(修訂) 中葯志』IV/56,57-60 『全国中草葯匯編』下/205-206
  D. integrifolium(全緣葉靑蘭)
        
中央アジア・モンゴリア産 『全國中草藥匯編 上』pp.369-370 『(修訂) 中葯志』IV/56
  タチムシャリンドウ
(ホザキムシャリンドウ) D. moldavica(香靑蘭・枝子花・摩眼子・山薄荷)
        
 『中国本草図録』Ⅰ/0294・『中国雑草原色図鑑』182 『(修訂) 中葯志』IV/56,61-64
  コウアンムシャリンドウ D. nutans(垂花靑蘭)
         
ロシア沿海部・遼寧・吉林・黑龍江・モンゴリア・シベリア・中央アジア・歐洲ロシア南部に産
  コバナムシャリンドウ D. parviflorum
北米産
  ラショウモンソウ D. rupestre(毛建草・毛尖・毛尖茶・巖靑蘭・白花巖靑蘭)
         
朝鮮北部・遼寧・内蒙古・河北・西北産 『中国本草図録』Ⅶ/3313 『全国中草葯匯編』下/203-204
  オクムシャリンドウ D. ruyschiana(靑蘭)
大興安嶺・ボグドから歐洲まで、歐亞冷温帯に産
  D. tanguticum(甘靑靑蘭)
甘肅・靑海・四川・チベット・ヒマラヤ産 
         『(修訂) 中葯志』IV/52-56 『全国中草葯匯編』下/169
   
 シソ科 Lamiaceae(脣形 chúnxíng 科)については、シソ科を見よ。
 「此種初メ之ヲ近江武佐ノ地ニ見ル、故ニ此和名アリ」(『牧野日本植物図鑑』)。ただし、その地にはムシャリンドウは生育していないという。
 英名は、属名の英訳、同属植物の総称。 
 北海道・本州中部以北・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・河北・内蒙古・東シベリア・ロシア沿海地方に分布。
 日本では絶滅危惧ⅠB類(EN)、埼玉県では情報不足。
 

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